吉田松陰「留魂録」
いつもとうって変わって、今回は読書の話です。
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吉田松陰「留魂録」です。
机の上の様子・・・。
(〃∇〃)となりのいかりや長介自伝のインパクトに負けていますが・・・
吉田松陰が残した言葉の数々はなぜ生きる、どう生きるを考える上での指針に満ち溢れており、中でも個人的に座右の銘として大切にしている考え方に「知行合一」というのがありますが、
行動を伴わない座学に意味はない というのがこのお方の哲学の中心にあったように思うのです。(しかし人一倍読書に時間を費やし、学問の大切さを誰よりも説いた人でもありました)
この「留魂録」は、吉田松陰が処刑される直前に松下村塾門下生たちに向けて書いた、その名の通り「魂の遺書」なわけですが、それらはたった2日間で書かれた五千数百字の言葉です。
この中に記されている、冒頭の句が辞世の句として知られています。
「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留置かまし大和魂」
ちなみに辞世の句というから俳句かと思いがちでしょうが、
この句は5・7・5・7・7なので長さ的には短歌なんですね。
いわゆる吉田松陰の名言の多くは、本書ではなく多くが「講孟余話」という著書に記されたものなのですが、この「留魂録」も一度ならず何度も手にとって読みなおしたいと思いました。
(余談ですが、NHK大河ドラマの「花燃ゆ」で吉田松陰を演じていた伊勢谷友介さんはいい俳優さんですね。
「龍馬伝」では高杉晋作を好演されていました。でもこれまでのベストワーク「白洲次郎」だと個人的には思っています。)
そいうえば、福沢諭吉の「学問のススメ」も年内に読もうと思ってまだ読んでいなかった・・・。
使い捨ての情報の大波に飲み込まれないよう、時折良書にふれる時間を持つように、これからもしていきたいと思います。