AWS Lambda関数の使い方(初心者向け)
AWSではサーバーのプロビジョニングや管理をせずにアプリケーションを実行する方法として、Lambda関数というものが用意されています。
Lambda関数 では各種のトリガーに対するレスポンスによりコードが実行され、自動的にアプリケーションがスケールされます。とはいえ実際に Lambda関数を初めて使いたい場合、どのような手順を踏めばよいのでしょう?
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ここではLambda関数を使う上での手順の流れについて記載します。本格的な内容ではありません。イロハのイであるよくあるhellow worldでしかありませんが関数に詳しくなっていくにつれ、既存のテンプレートを使用して一部カスタマイズして使用する⇒一から関数を記載して使う、までに習熟するのは後の話としてまず使い方のとっかかりとして参考になればと思います。
では以下の一連の手順を記載していきます。
Lambda関数の作成(簡易サンプル hello world)
1.[サービス] 画面を開いて一覧の中から[Lambda]をクリックし、AWS Lambdaコンソールを起動します。
2.AWS Lambdaコンソールで[関数の作成]をクリックします。
3.関数の作成 画面にて「設計図の使用」を選択し、「設計図」画面にて「hello-world-python」と入力します。
4.プリセットされている「hello-world-python」を選択して、「設定」をクリックします。
5.Lambda関数についての基本的な情報を入力します。
関数名:hello-world-python
実行ロール:AWSポリシーテンプレートから新しいロールを作成
6.画面を下スクロールして、Lambda関数のコードが以下の通り表示されることを確認します。
7.確認出来たら画面最下部までスクロールし、「関数の作成」をクリックします。
動作確認(テスト)
1.[テスト]タブをクリックします。コードの画面にてkey1の値を”hello, world”に変更し、[変更を保存]をクリックします。
2.画面右側の[テスト]をクリックします。
3.実行結果:成功(ログ)の画面表示が確認出来たら、テストイベントの実行は正常終了したことになります。 [詳細]画面を拡げると概要、ログ出力などの情報を確認することができます。
モニタリング画面の確認
1.[テスト]を何回かクリックしてLambda関数を数回呼び出します。これにより次の画面で確認できるメトリクスが生成されます。[モニタリング]画面に遷移します。
2.以下のようなLambda関数のメトリクス画面が表示されます。ここでは、以下の6種類のメトリクスが表示されます。
- 呼び出し回数
- 呼び出し時間
- 呼び出しエラー
- スロットリングされた呼び出し
- Iterator age
- DLQエラー
※ LambdaメトリクスはAmazon CloudWatchを通じてレポートされます。
関数の削除
1.Lambda > 関数 > hello-world-python 画面より「アクション」をクリックし、「関数の削除」を選択します。
2.関数hello-world-pythonの削除、ポップアップ画面が表示されるので、[削除]をクリックします。
3.「Lambda関数「hello-world-python」が正常に削除されました。」の表示が確認でき、現存する関数の数が(0)であることも画面にて確認しておきましょう。(以上で一連の作業は完了です)
Lambdaの料金
Lambdaの料金は「単価×実行時間(秒単位)」となっています。単価は、で確保するメモリによって異なります。
サービス名:AWS Lambda
URL:https://aws.amazon.com/jp/lambda/
料金:リクエスト実行時間(いずれも無料枠超過分のみ)
AWSは是非使ってみよう!
実際の利用シーンにおいては、ここで書きました入口から先が本当に奥深いので是非AWSというものを実際に使ってみることをお勧めします。個人で勉強したい場合でも無料利用枠というものがありますので、どのサービスをどのように使えばコストを抑えることが出来るかを考えながら触ってみるのも良いかもしれません。
ここで、紹介した内容はAWSのチュートリアルに準拠した実際に試してみた手順を書いたものです。画面の構成や文言はその時期毎に変わっているかも知れません。また、AWSのチュートリアルでは画面表示は英語であったりします。今回は日本語画面の環境で試した場合の手順となっています。
AWS公式サイト:https://aws.amazon.com/jp/