カズオ・イシグロ作品、在庫ナシ
この3連休けっこう本屋さんをハシゴしました。
やっぱり興味ありますよね、
ノーベル文学書、受賞作家 カズオ・イシグロ。
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しかし、皆考えることは同じ・・・。
どこの書店に行っても全作品品切れ!
このように ↓ 入荷予定は10月中旬で予約制!?の立て看板がT_T
やはり、世間の関心は高いようです。
そもそも、「えっ、誰その人?」という反応がまず多かったように思います。
自分もその一人です。
確かに、日本のテレビドラマでも以前に「わたしを離さないで」(主演:綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみ)が放送されていましたが、観ていませんでした。
これもカズオ・イシグロ氏の代表作の一つなのですね。
それにしてもノーベル賞ともなると、さすがに一瞬本屋さんから全ての在庫が無くなるんですねえ、びっくりしました。
10月中旬・・・まだ一週間は最低でも入らないかぁ。。。
余計に気になるなあ。
という気持ちがどんどん膨らみ、向かった先はTUTAYA書店。
店内に入り、レンタルビデオのフロアへ。
うーん、こっちも全部貸出中だったら嫌だなあ>.<
などと考えながら洋画コーナーへ行きました。
あ・り・ま・し・た( ̄▽ ̄*)ニヤッ.
そう、洋画版の「わたしを話さないで」を借りて観ることにしました(爆)
※ちなみに、同氏の別作品「日の名残り」は現在貸出中!・・・。
本より先に映画化作品を観るなんて、「邪道だ!大仁田厚だ!」
などと思っているそこのあなた、はいそうです。邪道です。
開き直り(# ̄ー ̄#)
しかし、それも人それぞれですよね。
好きな小説で東野圭吾の「白夜行」がありますが、これもドラマを先に見ちゃったし(というかそれがきっかけで、小説をきちんと読んでみたくなりました)
基本外国が舞台の同氏の作品群、普段あまりそういうものに接していない方にとっては読みにくい内容やタッチかも知れません。
とりあえず、どんな形であれまずカズオ・イシグロ氏の世界に触れてみたいと思います。(*´v`)
p.s.
意外と、街の図書館の在庫が穴場かも・・・タイミング次第では。
10/11(水)、追記
映画「わたしを離さないで」を観ました。
少しでも感想を書く必要がありそうな気になったので、ちょっと触れてみます。
個人的には、心の深い部分が揺さぶられまた色々と考えさせられる内容でした。
※先に書きますが、自分としては「観てよかった」と思いました。
エンターテイメント的な要素を多少なりとも求める方には、お勧めは出来ないかもしれません。
(人によっては、こんな重たい内容はちょっと辛いというか避けて通りたいと思うかもしれません)
日本に住んで、「この国の何となく色々な風潮に流れされたり、ものごとを曖昧なまま人々の関心が薄れるのを待って幕引きしたり、大事なことが何一つテレビでは伝えられず、毎日チャンネルを変えればバラエティ番組の垂れ流し」に慣れきった生活をしていたら、こんな作品を書くことはできなかっただろうな、と思いました。
この作品の主人公達は臓器提供者として描かれ、普通の人よりは長く生きられないのですが、その提供を受けた側の人もその先数年、または数十年長く生きられるだけで、その差にどんな意味があるのか。
社会の枠組みとして、この制度は倫理的か、非倫理的な?
答えは必ずしも1つではありません・・・。
これから本を買って読もうとされている方への、参考になればとネタバレにならない程度!?に感想を書いてみました。