巨大地震が起きる前に入手しておきたいポータブル電源(お勧め4選)
連日、日本列島各地で発生している地震。2023年に入り震度4、5弱クラスの地震発生頻度が各段と上がりました。いつ来てもおかしくないと言われている南海トラフ地震への備えは万全でしょうか。今回は巨大地震が発生してからでは、ほぼほぼ入手困難になることが確実視されているポータブル電源についてご紹介します。
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以前からアウトドア派の方々の車中泊などでの必須アイテムとして、広く利用されているポータブル電源ですが、防災用途で見た場合でも大変心強いアイテムとなります。巨大地震や大型台風など、家庭用の電気が停電により断たれる状況はいつ来てもおかしくありません。停電が数日に及ぶとスマホの充電や電気製品の利用がストップしてしまいます。実際にそのような状況にいつなってもおかしくないので、平時のうちにポータブル電源を1つでも手元に置いておくことをお勧めします。
防災意識の高まりに比例して上がってきたポータブル電源への注目度
日経新聞の記事によると防災意識の高まりもありポータブル電源の売れ筋か中小型が人気化しているということのようです。
ポータブル電源とは?
ポータブル電源とは、「本体に内蔵されている電池に電気を蓄え、外部の機器に給電する機器」のこと。
大容量のバッテリー(電池)を搭載しており、家電やシガーソケット・USBといった複数のケーブルをつなげられるのが利点です。
ポータブル電源は高価なうえに用途が限られているイメージが強いので、キャンプや車中泊などのアウトドアが趣味の人以外はほとんど馴染みのないものでした。
僕自身もどちらかというとインドア派で(笑)、このような機器を手に取って使うということは数年前までは想像もできませんでした。
きっかけは、年々増えていく地震の発生や、大型台風による甚大な被害のニュースなどを見るにつれ、防災意識が高まっていき色々と勉強していく過程で「有事の際、電気の確保が困難」ということに気付きました。
2023年夏におすすめのポータブル電源
入門編として最適なポータブル電源は?
ポータブル電源に興味を持って、実際に手にしたいと思った時にまず最初に知りたいと思うのが以下の何点かのポイントです。
全て、僕自身が最初に迷った実体験の話なんですが
- 価格はどれくらいなんだろう?
- どこのメーカーから出ていて、どれが売れ筋?
- 何を基準にどのメーカーの商品を選べばよい?
以下に、最近の売れ筋の主要メーカー4社(だいたいyoutubeやポータブル電源界隈の情報を漁ってみてもほぼこの4社が挙げられる)の主に低価格帯の人気商品を表示しました。
基本的には、価格の違いは電源容量、定格出力の大小によるものです。
大容量のミドルクラスのポータブル電源を購入すると、同時に接続&使用できる電気機器も増えますし、利用可能時間も長くなります。低価格帯の商品はポータブル電源が「どこまで使える商品にまで進化したのか」を1つ1つ丁寧に確認していきたい人向きだと言えます。
キャンプや車中泊の用途で、繋ぎたい電気製品も決まっていてポータブル電源にも慣れている。という方にはその限りではありません。
最後に、散々迷って色々調べて僕が最初の1台として選んだのは、EcoFlow RIVER 2です(笑)
決め手としては、容量と価格のバランス(コスパ)、バッテリー種別:リン酸鉄リチウムイオン電池であること、等です。
2023年に発生した震度4~5弱の地震
僕がポータブル電源というものを防災対策の上の重要なツールだと意識し始めたきっかけは、やはり今年に入って(中でも大きな不安を感じたのが5月)顕著に活発化してきた地震活動によるものが大きいです。
改めて、2023年上期(すこし早いですが)に起きた震度4以上の地震を振り返っておきます。
震度5弱なんかもこうやってみると驚くほど多く起きています。
自分が生きて踏みしめている大地について、ありのままの現状を理解しておくことは大事だと思います。
※この記事を書いている6月24日時点の記録です。
6月はあと1週間ありますが下記の記載に追記することなく終えることを切望するところです。
[6月に発生した震度4以上の地震]
2223年6月16日 21時24分ごろ 千葉県北東部 4.9 4
2023年6月11日 18時55分ごろ 浦河沖 6.2 5弱
2023年6月1日 11時28分ごろ トカラ列島近海 4.4 4
[5月に発生した震度4以上の地震]
2023年5月30日 17時49分ごろ 能登半島沖 4.5 4
2023年5月27日 22時52分ごろ トカラ列島近海 4.7 4
2023年5月26日 19時03分ごろ 千葉県東方沖 6.2 5弱
2023年5月22日 19時46分ごろ 新島・神津島近海 5.1 4
2023年5月22日 16時42分ごろ 新島・神津島近海 5.3 5弱
2023年5月19日 6時56分ごろ 豊後水道 4.4 4
2023年5月13日 16時10分ごろ トカラ列島近海 5.1 5弱
2023年5月11日 18時52分ごろ 日高地方東部 5.4 4
2023年5月11日 12時11分ごろ トカラ列島近海 4.4 4
2023年5月11日 4時16分ごろ 千葉県南部 5.4 5強
2023年5月10日 7時14分ごろ 能登半島沖 5.0 4
2023年5月9日 5時14分ごろ 石川県能登地方 4.9 4
2023年5月6日 2時47分ごろ 青森県東方沖 5.5 4
2023年5月5日 23時18分ごろ 石川県能登地方 4.5 4
2023年5月5日 21時58分ごろ 石川県能登地方 5.8 5強
2023年5月5日 14時53分ごろ 石川県能登地方 4.7 4
2023年5月5日 14時42分ごろ 石川県能登地方 6.3 6強
[4月に発生した震度4以上の地震]
2023年4月21日 16時20分ごろ 父島近海 5.6 4
2023年4月17日 2時25分ごろ 福島県沖 4.6 4
[3月に発生した震度4以上の地震]
2023年3月28日 18時18分ごろ 青森県東方沖 6.1 4
2023年3月27日 0時04分ごろ 宮城県沖 5.2 4
2023年3月24日 16時25分ごろ 茨城県北部 4.7 4
2023年3月11日 5時12分ごろ 日高地方東部 4.8 4
[2月に発生した震度4以上の地震]
2023年2月25日 22時27分ごろ 釧路沖 6.1 5弱
[1月に発生した震度4以上の地震]
2023年1月25日 10時01分ごろ 福島県沖 4.9 4
2023年1月6日 13時44分ごろ 石川県能登地方 4.6 4
地震速報は震度よりマグニチュードに注目すべき理由
毎日本当に日本のどこかで地震が発生していますが、自分の生活圏から離れた場所で発生した地震も可能な範囲で情報として押さえておくことが大事です。
と言われても、漠然と見ていてもピンとこないですよね。
「ああ、今日は○○で地震が起きているんだなあ」、「割と大きめだなあ」
となってしまいます。
見ておきたいポイントは2点です。
1つ目として、以下の図にあるような「南海トラフ巨大地震の想定震源域」のエリア内で起きているかどうか。
2つ目は、その地震のマグニチュードです。
「6.8」以上であるかが大事になってきます。
「南海トラフ巨大地震の想定震源域」のエリア内で起きている地震で、かつマグニチュードが「6.8」以上である時、気象庁は、「南海トラフ地震臨時情報」というものを発表します。
これに関してわかりやすい例がYoutubeのニュースサイトに上がっているので参考までに載せておきます。
※「2022年1月22日 1時08分ごろ 日向灘 6.4 5強」に関する報道です。
※モーメントマグニチュード7.0の地震をもれなく把握するために、マグニチュードの推定誤差を見込み、地震発生直後の速報的に求めた気象庁マグニチュードでM6.8以上の地震から調査を開始します。(気象庁のホームページより)
事前にこのような条件を知っておくことで、心理的なパニックを引き起こさないで済むかもしれません。