大和川氾濫!!台風21号の爪痕
昨夜の台風21号を受けて大阪でも大和川の氾濫という緊急を要する事態となり、大変な緊張と不安を強いられる夜となりました。そもそも台風の接近に伴う悪天候はそれ以前にほぼ一週間続いており、地盤も緩くなり土砂災害も発生しやすい状態になっていました。
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この写真は今朝の自宅近くの古墳を守る池の様子です。この通りまだ水位はかなり高いのですが、この池もまた昨夜の深夜帯においては池の水位が道路にまで及び、氾濫する寸前となっていました。
河川の氾濫に関しては、大和川の水位測定のライブカメラが監視されてWebで公開されているので情報は回りやすいのですが、池に関しては殆ど監視及び情報共有というのはされていない状態だったように思います。
夜の22時を過ぎたあたりで水位はかなり危険な水準にまで上がり、やや土地が低くなっている近鉄線の踏切付近の場所は大量の濁流が溢れて出ていました。
しかしそんな最中においても、運も悪くテレビは選挙速報の特番ばかり。緊急を要する状況にも関わらず台風被害に関する詳細な情報はなかなか降りてきませんでした。
そんな時、(これは数日前のサーバーダウンの際にも痛感しましたが)ツイッターでの情報収集が有効でした。また私自身も池の水位を確認しつつ、ツイッターで注意喚起を呼びかけました。
ツイッターで得られた生の情報は、とても迅速に今の目の前にある危険を伝えてくれていました。
大和川付近に住んでる方は3階以上の建物に避難してください!
もうそろそろ氾濫する可能性が高いので、この情報がみなさんに届けば幸いです。#大阪#大和川#拡散希望RTお願い致します ! pic.twitter.com/cNzu23i5bX— メロンクリーム聡だ@固ツイみて! (@Merokurisoda) 2017年10月22日
大和川氾濫してます!避難してください!#拡散希望#大和川氾濫 pic.twitter.com/k6OARMeCB7
— 八尾のむ〜さ〜し🚗💨 (@musashi6348118) 2017年10月22日
情報ソースとしての信頼性、また過剰拡散(リツイートの連鎖)によるパニックが起こる可能性など、確かに注意して取り扱わなければならないツールではあります。しかしそれを踏まえても、昨夜に関しては主要メディアからの情報の薄さを補うには十分でした。
大阪に関していえば、大和川の下流にあたる堺市では街中に大量の水が押し寄せてきて大きな被害となりました。
また奈良県など近隣の都道府県にも甚大な被害が出てしまいました。そんな台風21号など何もなかったかのように、今日の大阪は朝から晴れ渡りました。
避難勧告が出ていたこともあり昨夜は殆ど寝ることはできませんでした。色々なことを考え、どう対応してすればいいか、今後にどう生かしたらいいのか。ここから得られた教訓は何かあったのだろうか。
そんなモヤモヤの中で過ごした一日でした。