ブルーリボンサーベイで探す韓国の美味しい店

韓国に旅行に行って美味しい料理を食べたい!そういった際にみなさんはどのように自分の好みにあったお店を探されているでしょうか?多くの場合、やはり日本で発売されている「るるぶ」や「マップル」、または韓国旅行の強い味方「コネスト」(インターネット・ポータルサイト)などで下調べをされることと思います。もちろんそれでも良いのですが、韓国の魅力にハマりリピーターとなっていくにつれ韓国人の間で人気があり、あまり日本人旅行者で溢れかえっていないお店に行きたくなるといった声も聞かれます。そんな方々の参考になれば幸いです。

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ブルーリボンサーベイとは?

韓国には「ブルーリボンサーベイ」という飲食店評価サイトがあり、2005年に初めて紹介され、ミシュランのようにブルーリボンもリボンの数でお店を評価しています。ブルーリボンはソウルを含む全国のお店を紹介しており、ブルーリボンを参考にすると様々な地域の多種多様な料理を堪能することができます。結果はより客観的なデータに基づいており、大多数に共感を与えることが目標とされています。
評価は、一般の方が独自のウェブサイト(www.blueR.co.kr)を通じて実施し、評価結果はスコアではなくリボンの数で示されます。2019年版以降、専門家評価チームの最終評価はなくなり、読者評価のみで行われます。

ミシュランとブルーリボン、何が違うの?

フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」が発行するレストランの評価を星の数(☆=1つ星から最高は☆☆☆=3つ星)で表すことで知られる「ミシュランガイド」。そのソウル版(ミシュランコリア)の発刊が始まったのは2016年。先ごろ、5年目の「ミシュランガイド ソウル」2021年度版が11月19日発表になりました。星獲得店は昨年度より1店舗増え、計32店に。グリーンスターを含めれば、全34店が星を獲得しました。確かにミシュランといえば世界中に美食家に知られた大変な栄誉でしょう。しかしランチメニューの平均予算が3万~5万円といったお店が多く、高い金額を出して最高峰の食事を堪能するお店であるのは事実。ただでさえホテルに飛行機、と食事以外の出費もかさむ旅行での食事としてはなかなかハードルが高いと感じる方が多いかもしれません。

一方の「ブルーリボンサーベイ」に掲載されている料理のジャンルはもっとざっくばらんで、高級国産牛肉(韓牛)からマンドゥ、ククスまで幅広く、庶民が普通に通えるような予算のお店も数多く掲載されており「リーズナブルな価格で美味しい食事を!」と考えている旅行者のニーズにも合致するように思えます。

日本でも紹介されたことがあるソウル本

韓国のブルーリボン、当然のことながら文字はすべてハングルで書かれているので韓国語の勉強を多少なりともしたことがなければ読んで調べるのはちょっと大変な作業になります。それでもその内容の一部を紹介した本が日本でも発売されたことがあります。

韓国ブルーリボンサーベイ公認

ソウル  おいしい店220軒

当てにならない口コミよりこの2つのマークを探そう!

ガイドマップに掲載されている日本人観光客御用達のお店から離れてみると何がいいのか?全体的にそれらのお店は日本語OKのお店が多くてありがたいのですが価格も現地の人しか行かないようなお店より高く設定されていることがほとんどです。また肝心の味の方が、日本人の舌に合うようにアレンジされていることが多く現地の韓国人が列をなして食べにくるようなものとは違ったものになっていることもあります。海外に旅行する人の多くはその行った先の美味しい料理を食べたいはずですので、そういった点では現地の韓国人の間で人気のお店を探して足を運んでみることをお勧めします。

美味しいお店を探す際に結構参考にしていい目安として、2つのマークを気にすることをお勧めします。一つはここで紹介しました「ブルーリボン」のステッカー。もう一つは「模範食堂(Good Restaurant)」のプレートです。

ブルーリボンサーベイのステッカー

模範食堂のプレート

これら2つの認定は旅行者向けではなく国内の韓国人向けの情報なので、ある程度味に定評のあるお店ばかりです。そして実際に模範食堂は100軒以上、ブルーリボン認定店は50軒以上を訪れた筆者の経験上かなり当てにできると目安だと実感しています。「ソウル おいしいお店220軒」はブルーリボン認定店ばかり集めた本で、参考にするにはとても良いかと思います。(ガイドマップに紹介されているお店も当然いくつも含まれます、何せ美味しいお勧めできるお店ですから)また、ハングルは多少読めます、新しめの情報で食べ歩きたい!という方は2019年版のブルーリボンサーベイで今ホットなお店(新たにリストに加わったようなお店)を探して行ってみるのもよいかもしれません。インターネットによる電子版の他、書籍としても発売されたりしていますので、まず旅行で現地入りして、教保文庫などのような大きめな本屋さんで手に取ってみるのも旅のお供として良いかもしれません。

ソウルのおいしいお店(マッチブ) 2019

韓国ドラマのロケ地になったこのお店も、あのお店も…

ブルーリボン認定を受けたお店はソウル市内にも数多くありますし、釜山、慶州、大邱などの地方都市にも数多くあります。またドラマのロケ地になったようなお店もあります。例をあげると、韓国ドラマ「神々の晩餐」のロケ地となったソイル農園もその一つです。

ソイル農園ソルリ(リボンの数:1)

自家製の天然調味料を販売していることで有名なソイル農園にある韓国料理店です。この店の目玉メニューは、テンジャンチゲとチョングクチャンチゲのうちどちらかが選べるヘルシーな御膳料理。お店で漬け、2年間熟成させたテンジャンが使用されています。自家製の豆腐や蔓人蔘、ニワウルシの芽、エゴマの葉、干し大根、ヒメニラの漬物や熟成キムチなど、20種類以上のおかずがテーブルいっぱいに並べられますが、どれも素朴で自然な味と見た目が特徴です。食事を終えた後は、数千個の甕がぎっしり並べられた中庭や果樹園、蓮池、庭園などを散歩してみるのもいいでしょう。


住所 京畿道安城市一竹面花鳳里389-3
お問い合わせ +82-31-673-3171
値段 ヘルシー御膳(1人 13,000W, 25,000W)
営業時間 11:00~20:00

ホームページ http://www.seoilfarm.com/

セソリムルソリ(リボンの数:1)

築100年の伝統韓屋を現代風に改装した場所。韓屋の周辺には樹齢300年のケヤキの木や東屋、蓮池の他、柿や栗、ナツメの木などの果実樹が植えられており、都会の街中で自然たっぷりの田舎の情緒を楽しむことができます。ガラス窓一面に広がる自然の匂いを満喫しながら料理を堪能することができます。韓国ドラマ「セチャメ(三姉妹)」や「いとしのソヨン」のロケ地としても知られています。
山の中にあることから、お店の名前のように鳥のさえずりや水の音が聞こえ、風が吹くと自然の音色が店内いっぱいに広がります。店内にある蓮池ではフナを観ることもできます。韓国観光公社が指定する「おすすめのカフェ」や京畿観光公社が指定する「おいしいお店」にも選ばれています。人気メニューはナツメ茶と小豆粥。

住所 京畿道城南市寿井区梧野洞278
お問い合わせ +82-31-723-7541
メニュー ナツメ茶、五味子茶、小豆粥(各9,000ウォン)、柚子茶(6,000ウォン)、団子セット(小2,000ウォン、中3,000ウォン、大4,000ウォン)
営業時間 11:00~22:00

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